インディーです。
今回も
メタリカ
ということでやっていきたいと思います。
今回はメタリカの代表曲ですね。
これは、
もう言うまでもなく、
このアルバムですよね。
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この
マスターオブパペッツ"Master of puppets"は
もはや言うまでもなく「ヘビーメタルのおすすめ名盤」ですね。
とは言っても、
これだと普通の話すぎてつまらないですよね。
っていうか、
僕の個人的な感じとしては、
「マスターオブパペッツって別に名盤じゃないよね?」
ってところです。
これは別に「マスターオブパペッツが駄作だ」とか言ってるわけではありません。
当然ながら、
最高の作品です。
だけども、
メタリカの歴史を振り返るともっとターニングポイントあったよね?
ということを知ってほしいのです。
特に、
始めてヘビーメタルに触れる人こそ。
僕の中では、
メタリカの名盤 = メタリカのターニングポイント
だと考えています。
あんまり言っちゃうと、
「みんなが言ってるし、なんとなくかっこいいから名盤だよ」
とか言っちゃってる
えせめたらぁーの鼻がへし折れてしまいそうですけど、
僕としてはあなたに
「自分の価値観でものごとを判断する」
ということができるようになってほしいと思っています。
だって、
ヘヴィメタルの名盤を検索しているんですよ?
メタルミュージックなんてどう考えても
メジャー路線じゃないし、
「僕メタル好きなんです!」
なんて言ってしまった日には
「え・・・。あの変なカッコーして、叫んでる怖い音楽・・・?」
ってひかれるのは目に見えてます。
(もちろんそこらへん柔軟な人も最近は多いけど)
にも関わらず、
あなたはメタルの道を歩み始めようとしているわけです。
それほど
「自分自身の芯を確立しようとしている」
といえることはめったにないです。
大きな一歩ですよ、
自信持って下さい!
となぜだかエールを送りたくなる気分です。笑
で、
肝心な名盤ですね。
僕としてはこれとこれです。
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そうです、
キル・エム・オール(kill'em all)
S&M(シンフォニーアンドメタリカ)
の二枚ですね。
詳しく話すとめちゃくちゃ長くなってしまうので、
ここらへんはまたリクエストがあったらということで、
お話していきたいんですけど、
軽く話しておきますね。
まず、
キル・エム・オールですけど、
これは
圧倒的な初期の勢い
です。
これがメタリカのデビューアルバムということもあって、
めちゃくちゃエネルギーがあふれた作品に出来上がっています。
演奏は正直なところ、
荒削りなわけですけど、
それがものすごい「生々しい勢い」というものが
表されていて良いところです。
例えば、
あなたが野菜を選ぶとき
・めちゃくちゃキレイに洗浄された農薬付きのにんじん
・土がついててでこぼこしてるけど健康そうなにんじん
どっちが食べたいですか?
現代社会に頭の中をすっかり現れちゃってる人は前者が良いとか思うのかもしれないけど、
普通の感覚なら後者ですよね。
音楽も同じで、
なんでもかんでも洗練されてれば良いってわけじゃないんです。
速弾きとかもそうですよね。
とにかく速ければ良いのか?
そんな考え方するのはちょっと野蛮だと思いますよね。
速弾きの権化のヴァン・ヘイレンでさえも、
「ギターはF1じゃないから速さを競うもんじゃないよ」
と言ってるくらいですからね。笑
そんなわけで、
初期の荒々しさが良くでているキル・エム・オールを名盤と言わざるを得ないわけです。
で、
S&M(シンフォニーアンドメタリカ)の方は
「メタリカの挑戦しようとしている姿勢」
がわかりやすく出ているからです。
この頃からギター&ヴォーカルのジェームズ・ヘットフィールドの歌い方が変わってきます。
メタリカが全体的に丸くなってきましたよね。
それが嫌だって人もいるのかもしれないけど。
ちょっとむずかしい話になっちゃうかもだけど、
哲学者でヘーゲルという人がいます。
この人が「弁証法」というものを定義するために、
「テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ」
という言葉を使いました。
日本語だと
「正反合」
ですね。
Aという主張があって
Bという反対があって
Cにまとまる
っていうのが
めちゃくちゃ簡単にした説明です。
メタリカの歴史もまさにこれで、
「初期の三部作」というテーゼ
「その後の作品」というアンチテーゼ
「新しいメタリカ」というジンテーゼ
となってきました。
その後の作品は名曲も生まれたけど、
基本的に初期路線とは全然違いますよね。
ロード、リロード、ブラックアルバム、などなど。。。
それで、
シンフォニーとか、セイントアンガー、デスマグネティック、
と新しいメタリカになってきました。
セイントアンガーとか、
音楽的には「なんじゃこりゃ?」ってかんじのものが多いけど、
「人間ドラマ」みたいなものが反映された
めちゃくちゃ聴き応えがある作品です。
そんなわけで、
今回はじっくりと記事を書いてみました。
メタリカの代表曲ということで、
ぜひぜひ、
こんなことも考えてみてくださいね☆
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